ヤマハのインプレス UD+2アイアンの2019年モデルと2021年モデルについて、違いをまとめました。
目次
インプレスUD+2アイアン 2021と2019の違い
インプレスUD+2アイアンは、2017年モデルが初代に当り、2年毎にリニューアルが繰り返されています。
2017年の初代、2019年の2代目共に大ヒットしたこともから、3代目となる2021年モデルも注目度が高いアイアンです。
2021年モデルはストロングロフトになっている
<7番アイアンのスペック比較>
モデル | 2021年モデル | 2019年モデル |
---|---|---|
ロフト角 | 25 | 26 |
クラブ長さ(カーボン) | 38 | 38 |
クラブ長さ(スチール) | 37.75 | 37.75 |
まずスペック面の違いに注目してみると、2021年モデルの方がロフトが1°立っています。
フェースが立つことで、飛距離性能を高める効果がありますので、2021年モデルはスペックの部分でディスタンス系の要素をより強調した形となっています。
クラブ長さはカーボン、スチール共に変わっていませんが、ディスタンス系アイアン特有の長めとなっています。参考までに、ユーザー層が重なるゼクシオイレブンアイアンと比較してみると、同じ7番でロフト角は28°、長さはカーボンで37.25インチ、スチールで37インチと標準的な長さです。
クラブの振りやすさは、長さが大きく影響しますので、ゼクシオと迷われている方は、インプレスUD+2の方が0.75インチ長い点、つまり1~2番手分の差があることは踏まえておいた方が良いでしょう。
スピードリブフェースにより、ボールスピードと打ち出し角がアップ
2021年モデルでは、フェースの裏側に縦5本のリブ構造(柱状の肉厚部分)が設けられています。
これにより超薄肉フェースが実現され、さらにフェースの縦方向の撓みが抑えられ、打ち出し角の低下を抑えてくれます。効果としては、ボール初速がアップし、高い打ち出しの弾道となります。
反発エリアは7%拡大
反発エリアについては、2019年モデルも広く取られていますが、2021年モデルは7パーセントアップしています。
メーカーによる解説図では、左右方向に広がっている様子が描かれています。
もともとインプレスUD+2アイアンのスイートエリアは広いため、大きく左右に打点が散らばらない方であれば、大きな違いは感じられないかもしれません。
ソールは厚く、低重心でダフリに強い
左が2021年モデル、右が2019年モデルのソールです。どちらもかなり厚いため、ダフりやすい方にはとても安心感のある形状です。
2021年モデルの方がソールが地面を這うような平坦な形状となっていますので、抜けの良さと言う点では、2019年モデルの方が良い形状をしています。
グースネックでボールがつかまる
左が2021年モデル、右が2019年モデルです。ネックはどちらもはっきりとしたグース形状となっていて、オフセットが大きく取られています。
ボールをしっかりとつかまえやすくなっていますので、アイアンでスライスに悩む方に適したネック形状です。
ボールをつかまえる効果として、スライス改善に加え、飛距離もアップしやすくなります。
インプレスUD+2アイアン 2021と2019のスペック比較
2021年モデル
番手 | ロフト角(°) | ライ角(°) | 長さ(インチ)* |
---|---|---|---|
5 | 21 | 60.75 | 39 |
6 | 23 | 61 | 38.5 |
7 | 25 | 61.25 | 38 |
8 | 28 | 61.5 | 37.5 |
9 | 32 | 61.75 | 37 |
PW | 37 | 62.25 | 36.5 |
AW | 42 | 62.75 | 36 |
AS | 48 | 62.75 | 36 |
SW | 55 | 63.25 | 35.75 |
2019年モデル
番手 | ロフト角(°) | ライ角(°) | 長さ(インチ)* |
---|---|---|---|
5 | 22 | 60.75 | 39 |
6 | 24 | 61 | 38.5 |
7 | 26 | 61.25 | 38 |
8 | 29 | 61.5 | 37.5 |
9 | 33 | 61.75 | 37 |
PW | 38 | 62.25 | 36.5 |
AW | 43 | 62.75 | 36 |
AS | 49 | 62.75 | 36 |
SW | 55 | 63.25 | 35.75 |