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RMX 020・120・ 220アイアンを徹底比較!違いをまとめました

ヤマハのRMXシリーズの2020年モデルから発売のRMX 020・120・220アイアンについて、違いをまとめました。

目次

RMXアイアンの2020年モデルは、従来通り3種類ある!

RMXシリーズの2020年モデルは、前作の2018年モデルと同じく、難易度別に3種類用意されています。

左からRMX020アイアン、RMX120アイアン、RMX220アイアンで、数字が大きくなる(左へ行く)ほど、徐々にキャビティー部分の高さ(掘り)が増していて、やさしいアイアンとなります。

RMX020・120・220アイアンの対象ゴルファー

モデル 説明 主な対象ゴルファー
RMX 020 賞金王 今平周吾が認めたピンを狙うための軟鉄鍛造アイアン。フェードもドローも、思い通りに打ち分けられる。 ツアープロ
RMX 120 飛距離、高弾道、寛容性。3つの性能を併せ持つ高機能アスリートアイアン。 アスリート
RMX 220 キャリーを出せる飛びのアイアン。飛びとやさしさに特化した「プラス1番手」のさらなる進化。 アベレージ

各モデルの説明から、RMX020はツアープロ向け、RMX120はアスリートゴルファー向け、RMX220はアベレージゴルファー向けといったところでしょう。

なお、ヤマハからはもう一つinpres UD+2アイアン(2019)が発売されています。RMX220は飛びの表現が「プラス1番手」ですが、inpres UD+2は「プラス2番手」と上を行きます。

40才ぐらいまでのアベレージゴルファーで、一般的な体力・ヘッドスピードがある方は、RMX220がフィットすると思いますが、球が上がり辛い、飛距離があまり出ないという方は、inpres UD+2も検討に含めると良いでしょう。

RMXアイアン3種のロフト角を比較

アイアンはロフト角の設定にメーカーの基本コンセプトが表れることがあります。RMXアイアンの2020年モデルでは、3モデルでロフト角の設定が異なっています。

モデル 5番 7番 9番
RMX020 27 34 42
RMX120 25 31 40
RMX220 23 29 38

上級者向けになるほど、当然ながらロフトは寝ています。最もやさしいRMX220でロフト角が7番で29°となっていまして、一昔前でしたらストロングロフトと呼べましたが、同じヤマハから発売のinpres UD+2アイアンは同番手で26°となっています。

最近のディスタンス系のストロングロフトアイアンと比べると、おとなしめのロフト設計と言えます。

RMXアイアン3種のネックを比較

左から、020、120、220

RMX020はオフセットが小さく、意図した通りに方向を出せるネック形状となっています。RMX120もオフセットが小さめですので、アスリートアイアンと説明されているように操作性を持ったアイアンとなっています。RMX220はオフセットがありグースがきいていますので、ボールをある程度つかまえやすくなっています。

ただし、PHYZやゼクシオほどはリーディングエッジが引っ込んでいませんので、アベレージ・シニア向けで見られるような、がっちりつかまえるというタイプではありません。

RMX020アイアンの特徴・スペック

RMX020アイアンは、今平プロも使用するモデルで、「焼きなまし」と呼ばれる製法により、軟鉄鍛造が12%軟らかくなっています。

軟らかいことで、打感が良く、手応えをより感じ取りやすくなっていますので、上級者に好まれるフィーリングです。

出典:https://golf.yamaha.com/products/rmx_020_iron.html

アイアンはヒール側に重量が寄りがちですが、トゥ側に重量配分されています。横方向の慣性モーメントが高められていて、打点の左右のブレに対する強さを発揮してくれます。

▼RMX020アイアンのスペック

番手 4 5 6 7 8 9 PW
ロフト角(°) 24 27 30 34 38 42 46
ライ角(°) 60.25 60.5 60.75 61 61.5 62 62.5

RMX120アイアンの特徴・スペック

RMX120アイアンは、アスリート向けアイアンでありながら、低重心・大きな慣性モーメントが実現されています。

前作のRMX118アイアンと比べると、セミキャビティー構造からポケットキャビティー構造になっています。フェースも薄肉化されていますので、反発性能とミスへの許容性が高められています。

出典:https://golf.yamaha.com/products/rmx_120_iron.html

バックフェースは、樹脂とアルミの二層構造のバッチが採用されていますので、マイルドな打感も備わっています。

▼RMX120アイアンのスペック

番手 4 5 6 7 8 9 PW
ロフト角(°) 23 25 28 31 35 40 45
ライ角(°) 60.5 61 61.5 62 62.5 63 63.5

RMX220アイアンの特徴・スペック

RMX220アイアンは、フェースとソールの薄肉化が進められていて、反発性能が高められています。

前作のRMX218アイアンよりも1°ストロングロフトになっていますので、より飛距離を重視したロフト設計となっています。

出典:https://golf.yamaha.com/products/rmx_220_iron.html

前作のRMX218アイアンと比べて、重心位置が実打点位置に近づいていますので、芯で捉えやすく、そして、ボールが上がりやすくなっています。

▼RMX220アイアンのスペック

番手 5 6 7 8 9 PW AW SW
ロフト角(°) 23 26 29 33 38 43 49 56
ライ角(°) 61.5 61.75 62 62.25 62.5 62.75 62.75 63

まとめ

RMXアイアンの2020年モデルについて、違いやそれぞれのモデルの特徴について取り上げました。

RMX020、RMX120アイアンは、ヘッド形状が前作よりもやさしい方向にシフトしていて、ミスへの許容性が高められているのが特徴的です。RMX220も重心高が引く抑えられ、芯で捉えやすく、ボールが上がりやすくなっていますので、こちらもやさしくなっています。

よりやさしさを求める方は、inpres UD+2アイアンを検討してみてください。

ヤマハ inpres UD+2 アイアン 2019の試打・評価・解説
ヤマハから2018年後期に発売されているインプレスUD+2アイアン 2019。2016年に登場し、「2番手上の飛び」キャッチフレーズで一躍ヒットし、今尚人気のモデルです。2019年モデルについて、試打の感想を交えながら取り上げます。 ヤマハ...

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