ブリヂストンから発売のツアーB 202 CBPアイアンについて、試打の評価や感想を交えて取り上げます。
目次
ツアーB アイアン2020年モデルは3種類
ブリヂストンのツアーB から発売の2020年モデルは、形状の異なる3種類のアイアンがあります。
マッスルバックのツアーB 200MB、軟鉄鍛造キャビティーのツアーB 201CB、ポケットキャビティーのツアーB 202 CBPです。形状から分かる通り、数字が小さい程、上級者向けになっています。
本記事では、一番右のツアーB 202 CBPアイアンを取り上げています。
ツアーB 202 CBPアイアンの概要
ツアーB 202 CBPアイアンは、軟鉄鍛造ボディーにクロモリ鋼フェース（～7番）が装着されていて、飛距離性能と寛容性を併せ持ったアイアンです。
ツアーBはアスリート向けブランドですが、アベレージゴルファーからセミアスリートが扱いやすいアイアンです。
ツアーBアイアン3種の中で最も飛距離性能が高い
| モデル | 200 MB | 201 CB | 202 CBP |
|---|---|---|---|
| ロフト角 | 33° | 31.5° | 30° |
| 長さ | 36.75″ | 36.75″ | 37.25″ |
| FP | 4.55mm | 4.35mm | 3.85mm |
ツアーBシリーズ3種の7番アイアンのスペックを比較してみると、202 CBPが最もロフトが立っていて、飛距離性能を持たせたアイアンとなっています。
クラブ長さも0.5インチ長くなっていますので、こちらも飛距離アップにつながります。
パワースタビライザーにより、トゥ側剛性がアップ
バックフェースには、パワースタビライザーと呼ばれるトゥ側の剛性を高める構造が搭載されています。テーラーメイドのSIMやM6アイアンのスピードブリッジを思い浮かべた方もいるかと思います。
上図の通り、番手ごとに設置場所がフローしていて、許容性と操作性が最適化されています。また、トゥ側剛性が高まることで、インパクト時の余分な振動が抑えられ、打感も向上しています。
360° スリットポケットキャビティがスイートエリアを拡大
360°のスリットポケットキャビティ構造が全番手に採用されています。
スイートエリアが拡大し、ミスへの許容性が高くなり、また、反発性能にも優れていますので、飛距離アップにもつながります。
ツイングルーブにより打点位置が最大に撓む
フェースの裏面には、ヒール寄り上部からL字型のスリット構造が施されています。
この構造を取ることで、インパクト時の最大たわみ点が打点位置に近づき、反発性能がアップします。
ツアーB 202 CBPアイアンの試打・評価
ツアーB 202 CBPアイアンを計測試打
- 構えた感じ、トップブレードは厚みがあるが、飛び系に感じない。
- 打感は柔らかく、打音も良い。番手が上になると弾いた感じが出る。
- 高さも出て、飛距離も出る。距離系に振れ過ぎてないので、グリーンで止まってくれる。
- カーボン、スチールのシャフトは、重量で選ぶと良い。
202 CBPと201 CBを打ち比べ試打・比較
- グースもなく、左に行きそうな感じはない。
- 打音は硬い弾いてそうな音がする。
- 飛距離が出るのに、楽に球が上る。
- フェースが返りやすいので、楽にドローが打てる。
ツアーB 全モデルをゴルフマイスターが解説
ツアーB 2020年の各モデルについて解説されています。ツアーBの3種類のアイアンについても、ヘッドを手にしながら、違いや特徴について解説されています。
ツアーB アイアンの公式動画
ブリヂストンによるツアーBアイアン3種の公式紹介動画です。内部構造を交えて、搭載テクノロジーについて詳しく解説されています。
ツアーB 202 CBPアイアンのスペック
| 番手 | ロフト角 | ライ角 | FP | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| 4 | 21 | 60.5 | 3.15 | 特注 |
| 5 | 23.5 | 61 | 3.35 | 38.25 |
| 6 | 26.5 | 61.5 | 3.65 | 37.75 |
| 7 | 30 | 62 | 3.85 | 37.25 |
| 8 | 34.5 | 62.5 | 4.25 | 36.75 |
| 9 | 39 | 63 | 4.55 | 36.25 |
| PW | 44 | 63.5 | 5.05 | 35.75 |
7番アイアンのロフト角は30°で、飛距離もありつつ、球も上がります。
中級者で飛距離性能と許容性もありつつ、アスリート寄りのアイアンを使いたいという方におすすめのモデルです。
ツアーB 202 CBPアイアンのシャフト
ツアーB 202 CBPアイアンのシャフトは、公式サイトで2種類、プレスリリースでは3種類紹介されています。
- MCI B65（S）
- N.S.PRO MODUS3 TOUR105（S）
- N.S.PRO 950GH neo（S）
| シャフト | MCI B65 | N.S.PRO MODUS3 TOUR105 |
N.S.PRO 950GH neo |
|---|---|---|---|
| 材質 | カーボン | スチール | スチール |
| フレックス | S | S | S |
| 重さ | 61g | 106.5g | 98g |
| トルク | 3.0° | 1.7° | 1.7° |
| 調子 | 中 | 元 | 中 |
