P770アイアン（2020年モデル）の最新情報｜2020年9月発売｜スペックと特徴を解説

テーラーメイドのPシリーズから発売のP770アイアン 2020年モデルについて、最新情報を詳しく取り上げます。

Pシリーズアイアンは4種類に

テーラーメイドのPシリーズアイアンは、ツアープロも使うモデルで、一般ゴルファーの間では中級者～上級者に好まれて使われています。

P770アイアンは2017年にフォージドモデルでリリースされていますが、今回は既にリニューアルされているP790と同様に中空＋タングステンという今時の構造になっています。

3年ぶりにリニューアルとなったP770アイアンについて、詳しく見ていきましょう。

冒頭でも少し触れましたが、P770は2017年にも同名のモデルが発売されていますので、3年振りのリニューアルということになります。

2017年モデルは軟鉄鍛造のキャビティーアイアンでしたが、2020年モデルでは大幅に形状が変わりまして、一見マッスルバックにも見えますが、中空構造が採用されています。

昨年ぐらいからアスリート向けアイアンでも中空構造が増えていまして、中に色々なものを詰め込めることで、重心や打感・打音などを調整してアスリート向けに仕上げる傾向があります。

中空構造の中に搭載する代表的な物が、高比重金属のタングステンです。

6番、7番では、46.5gにも及ぶタングステンがウェイトとして搭載されていまして、中空構造の内部を上手に使うことで、低重心化が図られています。

上級は向けのアイアンとなると、打感は必須要素です。

これまでの中空構造のアイアンは、フェースが薄くて弾きが良く、アベレージゴルファーにて主に使われることが多かったですが、制振効果のある素材を入れることで、上級者が好む打感・打音に近づけることが可能となっています。

そして、P770アイアンは、P790アイアンと同様にスピードフォーム充填剤が中空内部に搭載されていて、心地良い打感と打音が実現されています。

ソール面には、テーラーメイド特有のスリット構造である貫通型のスピードポケットが搭載されています。

これにより、フェース下部の反発性能が高まりますので、フェースの下目で捉えてしまった場合も、飛距離ロスが生じにくくなっています。

また、フェースはリーディングエッジの部分を後ろに折り返したL型 ICT フォージドフェースが採用されています。

フェース素材には弾きの良いクロモリ鋼が用いられ、優れた反発性能をフェース面の広いエリアで発揮してくれます。

こちらはP770アイアンを上から見た映像です。ネックはオフセットが少ないきれいなストレートで、インテンショナルなショットが繰り出せそうな形状となっています。球を操りたい上級者に好まれる形状です。

ソールは中空構造で低重心化を図っているためか、マッスルバックやツアーキャビティーと比べると、やや厚めになっています。

番手	ロフト角(°)	ライ角(°)	長さ(インチ)
3	19.5	60.5	39
4	22.5	61	38.5
5	25.5	61.5	38
6	29	62	37.5
7	33	62.5	37
8	37	63	36.5
9	41.5	63.5	36
PW	46	64	35.75

クラブセッティングは3番～9番、PWまでとなっています。

ロフト角については、7番は2017年モデルと同じく33°ですが、3番は1°、4～6は0.5°のストロングとなっていて、上の番手は飛距離性能を持たせたスペックになっています。

P770アイアン（2020年）の発売日は、2020年9月11日です。

発売価格は、クラブセッティングにより異なります。