マッスルバックアイアンと言えば、ツアープロを始め上級者にしか使いこなせない印象をお持ちの方も多いと思います。
最近の極薄フェース・肉厚キャビティー・ストロングロフトのディスタンス系アイアンとは対極にある存在ですが、しだるTVさんにて「飛距離が出るマッスルバックアイアン」をまとめられています。
ここで登場するアイアンについて、紹介してみたいと思います。
目次
マッスルバックアイアンとは?
この記事にアクセスされた方は、マッスルバックアイアンについての説明は不要の方が大半と思いますが、念のため、触れておきます。
関係ない方は読み飛ばしてください。
マッスルバックか否かは、ヘッドの形状で決まります。希に、軟鉄鍛造のアイアンをマッスルバックと思われている方がいらっしゃいますが、素材は関係ありません。
左がマッスルバック、右がキャビティーバック、または、ポケットキャビティーと呼ばれる形状です。
左のアイアンは、ヘッドが一枚の板のようになっています。
一方、右のキャビティーバックアイアンは、フェースが薄く、ヘッドの外周部だけが分厚くなっています。
キャビティーバックの方は、ヘッドの外側がどっしりしていますので、打点のばらつきに強く、一般的にソールが分厚いため、ダフり難い、球が上がりやすいという特徴があります。
飛距離が出るマッスルバックアイアン
しだるTVさんのこちらの動画で紹介されていた飛距離が出るマッスルバックアイアンについて、取り上げられている5モデルを紹介します。
テーラーメイド P・7TWアイアン(タイガーウッズモデル)
テーラーメイドのタイガーウッズモデルのアイアンです。実際のタイガーウッズのセッティングとはロフトが異なっているという話もありますが、タイガーの拘りが詰まったヘッドということで、上級者に好評のアイアンです。
7番アイアンのロフト角は34°です。
ミズノ Pro 120 アイアン
ミズノのカスタムオーダー専用のPro 120 アイアンです。ミズノのアイアンは海外での評価が高く、国内でも上級者に人気があります。
7番アイアンのロフト角は35°です。
タイトリスト 620MBアイアン
タイトリストの620はマッスルバックとキャビティバックデザインの2種類がリリースされています。620MBは、名前からも分かる通り、きれいなマッスルバックです。
7番アイアンのロフト角は35°です。
スリクソン Zフォージドアイアン
スリクソンから2019年に発売のZフォージドアイアンです。Zシリーズからは945、965など、きれいなマッスルバックが発売されていましたが、2018年モデルでは、Z585、Z785のみで、マッスルバックのZ985は発売されませんでしたので、スリクソンのマッスルバックを使っていた方には待望のモデルです。
7番アイアンのロフト角は33°です。
PING BLUEPRINTアイアン
アスリート向けモデルにも中空構造が増えてきた中、PINGがまさかのマッスルバックを出すことで、中上級者のマッスルバック人気がやや戻ってきた印象があります。
お値段はなかなかですが、上級者からの評価がとても高いモデルです。
7番アイアンのロフト角は34°です。