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青木瀬令奈に学ぶ、アイアンを3本に絞ったクラブセッティング

青木瀬令奈が2021年6月に開催された宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメントにて勝利を手にしました。

2年振り4回目という優勝だけでなく、青木瀬令奈のクラブセッティング、とりわけアイアンに注目が集まっています。

目次

アイアン3本で優勝

青木瀬令奈の今回の優勝で注目されているのが、彼女の一風変わったクラブセッティングです。

宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメントは、アイアンが3本だけという少なさで優勝してしまいました。

アイアン3本というのは、大会の4日間でたまたま3本しか使わなかったということではなく、キャディバッグの中にアイアンは3本しか入っていませんでした。

この驚きのクラブセッティングについて、中身を見てみましょう。

青木瀬令奈の優勝時のクラブセッティング

サントリーレディスを制したクラブセッティングがこちらです。

  • XXIO X(エクス) ドライバー
  • SRIXON Z F85 フェアウェイ(3番)
  • XXIO 10 フェアウェイ(5・7・9番)
  • SRIXON Z H65 ハイブリッド(5・6番)
  • SRIXON ZX5アイアン(7・8番)
  • SRIXON ZX7アイアン(9番)
  • Graind Studio ウェッジ PROTOTYPE(52・58°)
  • ODYSSEY トリプル・トラック TEN パター

アイアンだけを見ると、ZX5アイアンが7番と8番の2本、ZX7アイアンは9番のみの1本ですから、合計で3本のみとなっています。

アイアンを減らすクラブセッティングのコツ

アイアンを3本に絞るクラブセッティングは、どうして実現できたのでしょう。

青木瀬令奈のクラブセッティングの特徴は、アイアンが少ないことが取り上げられますが、逆の見方をすれば、ウッド系が異常に多いと言えます。

ハイブリッドはウッド型ですから、ドライバーから含めるとウッド系は全部で7本ということになります。

アイアン系の方は、アイアン3本、ウェッジ2本ですから合計5本で、ウッド系、とくにフェアウェイウッドとハイブリッドを多用しているところにあります。

大きなロフト角のフェアウェイウッド、ハイブリッドを選ぶと、アイアンを減らせる

アイアンを減らす理由は、アイアンが苦手でフェアウェイウッドやハイブリッドの方が得意ということが挙げられます。

実際に、同じタイプのゴルファーの方も、アマチュアの中におられると思います。

そのような方でもアイアンは慣習的に5番ぐらいから持っているという方が多いと思いますが、青木瀬令奈のように、できるだけフェアウェイウッド・ハイブリッドで置き換えると、ミスが少ないゴルフ、楽しいゴルフが近づく可能性があります。

その為には、ロフト角で見た時に、如何に大きなロフト角のところまでフェアウェイウッド・ハイブリッドでセッティングを組めるかが鍵となります。

メーカー・シリーズによっては、番手の種類が多いモデルがあります。

フェアウェイウッドで言えば、まさに青木瀬令奈が使っているゼクシオフェアウェイは番手・ロフト角の種類が豊富です。

<ゼクシオ11フェアウェイウッドのロフト角>

  • 3番:15°
  • 4番:16.5°
  • 5番:18°
  • 7番:20°
  • 9番:23°

ハイブリッドでは、PINGのG425ハイブリッドは、ロフト角が一般的なものより寝ていて、番手も7本ととても多いです。

<G425ハイブリッドのロフト角>

  • 2番:17°
  • 3番:19°
  • 4番:22°
  • 5番:26°
  • 6番:30°
  • 7番:34°

7番ハイブリッドは34°ありますので、最近のロフトがたったアベレージゴルファー向けアイアンの9番よりもフェースが寝ています。

もちろん、球の上がりやすさ、スピンの入れやすさ、グリーンの捉えやすさなど、多面的な要素がありますが、分かりやすくロフト角の数字だけでみると、アイアンが極端に苦手であれば、アイアン無しのセッティングというのも現実的には見えてきます。

アイアンを0本にすることを推奨するわけではありませんが、若手の台頭でレベルの高い国内女子ゴルフの世界で青木瀬令奈が優勝した事実を考えれば、アイアンを減らしていくという方向性は、充分に参考にする価値があると言えます。

アイアンが苦手な方は、1本ずつでもフェアウェイウッドやハイブリッドに置き換えていくと、新たなゴルフのスタイルが見えてくる可能性がありそうです。

 

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